2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

交通事故 そしゃく機能

交通事故 そしゃく機能 そしゃく、言語機能を害する場合には後遺障害が認められます。例えば、固形物をかめないことなどが基準になっています。 第1級第2号 そしやく及び言語の機能を廃したもの 第3級第2号 そしやく又は言語の機能を廃したもの 第4級第…

交通事故 歯の補綴(ほてつ)

交通事故 歯の補綴(ほてつ) 歯の欠損などが後遺障害になることがあります。 歯の場合、後遺障害による労働能力の喪失、逸失利益が認められるかは問題なります。つまり、補綴によって完治し、十分働けるのではないかと認定されることがあるのです。 14級 3…

交通事故 胸郭出口症候群の事例

交通事故 胸郭出口症候群の事例 私は現在胸郭出口症候群が問題になっている事例を担当している。この事例では損保側からは、そもそも外傷では胸郭出口症候群にはならないという立場の意見書が提出されている。 ちょっと、長いが、胸郭出口症候群に関する部分…

交通事故 高次脳機能障害の追求

交通事故 高次脳機能障害の追求 高次脳機能障害については、いくつかの検査によって現在の症状を確定していく。 もっとも重要なのは脳に何らかの器質的な障害があるかどうかという点にある。少なくとも、脳について、過去に外傷があったと思われる所見が認め…

交通事故 過失相殺の判断基準

交通事故 過失相殺の判断基準 交通事故の損害賠償では過失相殺と言って、被害者側の落ち度のようなものを考慮して賠償金額を減額させることがある。特に問題なのは交差点事故だ。 過失相殺1割などと言われると、被害者からすればこんな事故でどうやって防げ…

交通事故 こういう医師もいるんだ

交通事故 こういう医師もいるんだ ある依頼者の主治医から電話があった。医師から電話があるとは異例なことだ。聞いてみると、症状固定時期に悩んでいるという。いまの状況から症状固定にすることはできるという。しかし、今症状固定にしてしまうと、患者さ…

下請けの交通事故と発注者の責任

下請けの交通事故と発注者の責任 下請けの従業員が交通事故を起こした場合、雇主は責任を負うが、発注者は必ずしも責任を負うわけではない。しかし、特別な場合責任を負うことがある。 発注者 → 下請け → 孫請け → 従業員 このような関係の場合、従業員と発…

交通事故 使用者責任

交通事故 使用者責任 従業員が業務中に事故などを起こした場合、会社は責任を負わなければならない(民法715条)。私達はこれを「使用者責任」と呼んでいる。従業員によって利益を得ているのに、責任を従業員だけに負わせ、自らは負担しないというのは不公平…

交通事故 加害者の証人尋問

交通事故 加害者の証人尋問 交通事故裁判の場合、被告の代理人は被告の代理人であって被告の代理人ではない。つまり、実質的には損保の代理人であるため、加害者本人との結びつきは非常に希薄だ。事故の事情も本人から聞き取ることはほとんどないように思う…

交通事故 過去の事故の影響

交通事故 過去の事故の影響 過去に14級認定され、10年後にまた追突事故に遭うという被害者がいる。同じく、むちうち損傷が生じているのだが、自賠責は過去に14級に認定されているので、重ねて認定しないとした。 しかし、14級の場合、労働能力喪失期間は5年…

交通事故 まぶたの被害

交通事故 まぶたの被害 交通事故ではまぶたの被害がもある。欠損、運動傷害に分かれる。 【欠損】 まぶたの著しい欠損 ・・・・閉けん時(普通にまぶたを閉 じた場合)に、角膜を完全におおい得な程度のもの まぶたの一部の欠損 ・・・・閉けん時角膜完全お…

交通事故 実況検分調書からわかること

交通事故 実況検分調書からわかること 交通事故の実況検分調書はもっともらしく記載されているがかなりいいかげんだ。私の依頼者は一生懸命調書の図面と格闘し、いろいろな矛盾点が指摘された。まるで私達が行う作業をかなり緻密にやっている。 問題点はいく…

交通事故 胸郭出口症候群の判断

交通事故 胸郭出口症候群の判断 胸郭出口症候群はむち打ち損傷にともなって生じる、上肢の疼痛、だるさ、しびれ感などを訴える疾患だ。胸郭出口部の複雑な神経系を冒すために症状も多様だ。それ故に、損保側からの攻撃材料も多い。損保の対応は、手術によっ…

交通事故 症状固定時期と保険会社(yahoo 知恵袋)

交通事故で頚椎捻挫で半年通院しました。 保険屋に症状固定といわれ通院できなくなりました。 それから5ヶ月経っていますが まだ左の肩と左手があまり力がはいりません。今は交通事故紛争セン ターに行ってます。今からでは障害認定できないのでしょうか? …

交通事故 なぜ、紛争処理機構は役立たないか。

交通事故 なぜ、紛争処理機構は役立たないか。 自賠責・共済紛争処理機構では調停手続きが存在する。もし、後遺障害等級を争うつもりなら、これは余り役立たないし、有害であるというのが私の考えだ。 たとえば、あるい事件で調停結果としてこんな記載の文書…

交通事故 高次脳機能障害の立証

交通事故 高次脳機能障害の立証 交通事故分野で高次脳機能障害を主張する場合,PETだけではなかなか難しい。 レントゲン写真やMRIなどので脳損傷が明確だといいかもしれない。しかし,弁護士のところに相談にくる事例はこうした明快さを欠く事例も少なくない…

交通事故による後遺障害等級認定(高次脳機能障害)の手続き(Yahoo知恵袋)

交通事故による後遺障害等級認定(高次脳機能障害)の手続きについてお尋ねします。 質問の主旨は言うまでもなく、適正な後遺障害の等級認定を得るためにはどうすべきか、です。 2012年11月末に父80才の自転車が四輪車と衝突し、救急搬送された急性期病院に…

交通事故 損保の医師面談の害悪

交通事故 損保の医師面談の害悪 症状固定前、損保調査員が医療に介入してくる。これはもちろん、ストレートにやってくるわけではない。たとえば、無駄なことは止めてくださいなんて露骨な介入することはほとんどないように思う。 実際には、非常にしつこく根…

交通事故 示談の効力

交通事故 示談の効力 示談後でも新たな請求ができますか。 交通事故では当初軽いと思った後遺障害だが、後から重いことが判明したという事例も存在する。 私の経験でも、当初神経症状の痛みだけだったが、数年してそれが原因で指関節の拘縮、変形を招いた事…