交通事故 過失相殺の判断基準

交通事故 過失相殺の判断基準

 交通事故の損害賠償では過失相殺と言って、被害者側の落ち度のようなものを考慮して賠償金額を減額させることがある。特に問題なのは交差点事故だ。

 過失相殺1割などと言われると、被害者からすればこんな事故でどうやって防げばよいのだという気持ちになる。過失相殺は本来被害拡大に寄与した程度などを考慮して判断されるが、ある種の「公平性」を考慮して判断されるようになっている。

 この公平性というのが意味がよく分からないことが多い。

 私たちが被害者側に落ち度がないという時、相手方の悪性の高さを強くアピールする。停止線があったとか、スピード違反があったとか、道路の構造からすれば注意するべきだったとか、免許取り立てで十分な修練がなかったとか、事故発生に拡大することは何でも言う。さらには加害者の暴走族だとか、ひき逃げしたとか本人の悪性も持ち出す。本人の悪性自体は直ちに過失相殺に結びつくものではないが、裁判官へのアピールにはなると信じている。
 

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