2012-01-01から1年間の記事一覧

冬の花 つばき

冬の花 つばき 早咲きのつばきは冬に咲きます。 上品な赤い色に深い緑、黄色のおしべを柔らかく包んで壺のようになっている様子は知的な奥ゆかしさを感じます。 つばき油が甘いやさしい香りを放つのも納得してしまいます。お相撲さんがそばをとおるとその巨…

秋の花 カラスウリ

秋の花 カラスウリ カラスウリは白い花を咲かせます。やがて、小さなウリを作ります。ウリはだんだんと赤くなり、秋にはかき色の良い形になります。やがて初冬を迎え、葉が散ってもかき色のウリだけはツルにしがみついてぶらぶらしています。このぶらぶらが…

秋の花 キンモクセイ

秋の花 キンモクセイ 秋のキンモクセイ、早春のジンチョウゲ、初夏のクチナシ、香りの強い花の代表格ですね。いずれも甘いタイプの香がします。余りにも強いので、香りが不意打ちのように私達を襲います。キンモクセイの香りが突然やってきて、ああまた秋が…

秋の花 すすき

秋の花 すすき すすきはかるかや。すすきは秋に穂をだします。一面のすすきの原っぱは今ではすっかり無くなってきました。でも、古来、秋の風情を代表する植物として歌や画の題材となってきました。 酒井抱一の夏秋図屏風はすすきを素材に織り込んだ我が国芸…

秋の花 彼岸花

秋の花 彼岸花 彼岸の頃、彼岸花は咲きます。河川敷の土手一杯に真っ赤な絨毯のようになっている様子に感動する人も多いことでしょう。彼岸花は曼珠沙華とも言います。 彼岸花はその色が真っ赤であることや、茎だけが伸びて花が咲くことから何か魔界の花のよ…

秋の花 もみじ

もみじ もみじは日本各地にあります。秋になれば美しく紅葉します。もみじは漢字で書けば紅葉です。 「もみじ」は秋の季語。 「龍淵に潜む」とは秋の季語。龍の「春分に天に昇り、秋分に淵に潜む」に由来しています。赤くもえるもみじ葉が淵に映って、奥底に…

秋の花 セイタカアワダチソウ

秋の花 セイタカアワダチソウ 一時は空き地と言えばセイタカアワダチソウ、休耕地と言えばセイタカアワダチソウ、とセイタカアワダチソウが大変繁栄していました。ススキなどと戦争になって、どうもセイタカアワダチソウの方が隆盛だったようです。背の高い…

秋の花 ホタルブクロ

夏・秋の花 ホタルブクロ ホタルブクロはキキョウの仲間です。ピンク色の4cmほどの大きな花を咲かせます。袋のようになっていて、中にホタルが入れば花がきれいに光るかな、という感じです。 大きくて目立つ花なのですが、わりあい普通に咲いています。我が…

ゲンノショウコ

ゲンノショウコ フウロウソウ科の植物。胃腸薬にとってもよくきくとされています。ドクダミ、センブリ、ゲンノショウコととても有名ですね。あまりによくきくので、「現の証拠」=げんのしょうこというようです。 フウロウソウ科の植物はたいてい可憐な花を…

フヨウの花

フヨウの花 フヨウは芙蓉と書きます。夏ごろからあちこちで淡い桃色の花を咲かせます。この花、私は花自体の美しさよりも「芙蓉」の文字に惹かれます。 芙蓉は古来美しいものとして扱われました。 長恨歌には失った楊貴妃への漢王の思いが表現されています。…

夏の花 ヒマワリ

夏の花 ヒマワリ ヒマワリはアサガオと並んで夏の花のチャンピオンですね。みなさんも小学校の時には絵日記に描いたことでしょう。あの巨大な花は私たちをとても驚かせます。 ヒマワリは太陽に向かう花というので、正義を表します。弁護士バッジはヒマワリで…

夏の花 ツユクサ

夏の花 ツユクサ あつい日が続きます。みなさま、お体はいかがでしょうか。交通事故被害者の方にとっては大変かもしれません。 夏の花の代表格にツユクサがあります。朝のひとときしか咲かないはかない様子は昔から歌の材料となってきました。ツユクサは形も…

あじさい

あじさい 梅雨時の花と言えばあじさいですね。土壌によって色が変わるそうで、「酸性ならば青、アルカリ性ならば赤」ということらしいです。 あじさいは美しいので、文学や音楽のテーマによくなります。私は「あじさい娘」というシャンソンが好きです。 むか…

睡蓮が咲きました

睡蓮が咲きました。 我が家の睡蓮を5年前に買ってきました。毎年毎年待っていたのですが中々咲きませんでした。それが,数週間前に花のつぼみができはじめ,今日の朝はすっかりふくらみました。そして,咲いたのです。なんでも白い中に黄色の混じったやわら…

キク科の植物

キク科の植物 バラ科の植物とならんで繁栄しているのがキク科の植物です。バラ科、マメ科と繁栄している植物があるのですが、キク科は王様ですね。 フキ、タンポポ、ジシバリとあげればきりがありません。なんと、エーデルワイスで有名なホソバウスユキソウ…

王家の花

日本の王家の花と言えば,菊ですね。 フランスはユリ。ブルボン王朝が神様からユリの花をもらったのだそうです。百年戦争末期,ジャンヌダルクはユリの花をあしらった旗をかかげてフランス軍を勝利に導きました。 イングランドはバラですね。15世紀,赤薔薇…

鳥の名前がついた植物

鳥の名前がついた植物 鳥の名前のついた草花には、カラスノエンドウがありますね。春頃花が咲き、小さなサヤエンドウのような実がなります。房の両端をちぎって笛にします。仲間にスズメノエンドウがあります。 カラスの名前がついた植物はたくさんあります…

バラ科の仲間

バラ科の仲間 春はバラの仲間が沢山咲きます。今頃は、ヘビイチゴなど初夏の花が咲きます。我が家では赤いツルバラが咲き始めています。考えてみるとバラ科の植物ほどバラエティ(だじゃれではありません)に富んだ仲間も珍しいのではないでしょうか。 ウメ…

モウセンゴケ

モウセンゴケは日本の数少ない食虫植物です。粘りのある葉っぱに小さな昆虫を捕まえ、徐々に消化して養分にします。私が初めてこのモウセンゴケを見つけたのは、名古屋市内の公園でした。食虫植物というと熱帯のイメージがあり、こんな都会の真ん中に自生し…

ムラサキツメクサ

ムラサキツメクサ クローバで有名なシロツメクサですが、ムラサキツメクサというのもあります。詰め草とは梱包の時に詰める草という意味らしいです。シロがあまりに有名なので、ムラサキを見つけると貴重なものを見つけた気がします。いずれも外来種で珍しい…