弁護士・異議申立・裁判

交通事故 後遺症など異議申立手続き

交通事故 後遺症など異議申立手続き 自賠責の後遺障害の認定に不満がある場合には異議申立手続きをします。この場合、単に「異議あり」というだけでは十分とは言えません。申立に際してできるだけ資料を添付するのがよいと思います。 比較的軽い傷害の場合,…

交通事故 慰謝料が低い

交通事故 慰謝料が低い 日本の場合は慰謝料が低いように思います。裁判所が保守的なので物価の変化にあわせて慰謝料をあげていくというような発想もないように思います。 後遺障害に対しては逸失利益といって,将来働けなくなる分を賠償するという考え方があ…

交通事故 証人尋問

交通事故 証人尋問 証人尋問の準備をしています。14級に認定されていますが,現在12級を争っています。画像上ヘルニアがありますがが,必ずしも神経根などを圧迫している訳ではないようです。しかし,事故直後激しい痛みのために起き上がれない状態が何日も…

交通事故 本日の証人尋問

交通事故 本日の証人尋問 今日は交通事故被害者の証人尋問でした。この被害者は事故後,CRPSに罹患し大変つらい目にあっています。CRPSというのは末梢神経になんらかの傷害が生じた結果引き起こされる強い痛みです。 その痛みも半端ではなく,やけどで生じる…

交通事故 判決まで行く事件

交通事故 判決まで行く事件 裁判になっても,多くの交通事故事件は示談で解決します。 交通事故はまず示談から始まります。示談交渉では保険会社の最初の提示額はほとんど低い額です。しかし、弁護士が介入するとだいたい、青本、赤本と言われる標準額に落ち…

交通事故 高次脳機能障害3級事例

交通事故 高次脳機能障害3級事例 高次脳機能障害で3級となった相談を受けました。保険会社の提示額は症状固定前の損害についてはおおむね問題はないようでした。 しかし、症状固定後の損害額についてはいくつか問題点がありました。これらの問題点はしばしば…

交通事故 ある自転車事故

交通事故 ある自転車事故 自転車は車両として扱われています。自転車の事故も立派な交通事故です。自転車によって人を死なせてしまうような重大事例もあります。その場合でも、自動車と同じように算定され賠償責任を負います。自転車だからと言って歩行者と…

交通事故 先週出された判決

交通事故 先週出された判決 先週,交通事故の判決がありました。実に3年間戦った事件です。 被害者は胸郭出口症候群でした。長い間,しびれと,めまい,頭痛に悩まされてきました。直らないのでいくつもの病院に通い,事故後2年目にして,始めて胸郭出口症候…

交通事故 判決

交通事故 判決 交通事故案件で依頼者が早期解決を望む場合にはできるだけ早く和解で終了させます。 交通事故被害者が望み,戦える場合には判決をお勧めしています。私の場合、後遺障害の認定を争う事件が多いため、比較的判決の事例が多いようです。損保側は…

交通事故 裁判と和解

交通事故 裁判と和解 交通事故裁判ではほとんどの事例で、裁判所は和解を勧めてきます。裁判所の和解案には通常保険会社が従うことが多いようです。裁判所の和解案も保険会社が飲めるような工夫がしてあります。 裁判所が和解を勧める場合、裁判所は事故に対…

交通事故 最近の事例から

交通事故 最近の事例から 現在争っている事件に後遺症を争っている事件があります。 事故後,左下肢の麻痺が出現し,いつも足を引きずって歩いていた。頸部や腰部の画像所見では明確なものはありません。しかし,私たちの聞き取りからすれば本人の本人の被害…

交通事故 迷ったら真実の追求

交通事故 迷ったら真実の追求 交通事故裁判では刑事記録とかカルテとか言った記録を取り寄せたり、病院に問い合わせをしたりします。有利なこともあれば、不利なこともあります。裁判中に取り寄せたりすることで相手側にも手に入るので迷いますが、私の場合…

交通事故 認定に対する異議申立手続き

交通事故 認定に対する異議申立手続き 後遺障害は損害保険料率算出機構という団体が判断します。この判断に不服がある場合には異議申立ができます。この異議申立については専門家なども含まれた「委員会」で判断されることになっています。案件が難しい場合…

交通事故 後遺障害認定,異議申立

交通事故 後遺障害認定,異議申立 交通事故後遺障害認定,異議申立は比較的手軽な不服申立手続きです。保険会社担当員に相談すれば手続きを教えてくれます。この場合,直接手続きを行う場合や任意保険を通じて行う場合とがあります。 自賠責の後遺症認定手続…

交通事故 赤信号でわたる。

交通事故 赤信号でわたる。 交差点を赤信号でわたる時に事故にあってしまうことがある。この場合過失相殺と言って被害者側の落ち度から大きく減額されることがある。賠償額が減額された場合,自賠責保険からの賠償額の範囲で収まってしまうこともめずらしく…

交通事故 過失相殺

交通事故 過失相殺,自己認定などの異議申し立て 自賠責の決定に対して不服がある場合には異議申し立て制度がある。これは損害保険料率算出機構に再度判断するよう促す制度です。ほとんどは後遺障害の認定に争いあるような場合につかいます。 しかし,それだ…

交通事故 裁判は得か損か?

交通事故 裁判は得か損か? 裁判をするときのデメリットは、弁護士費用や訴訟印紙代がかかることです。時間もかかります。 しかし、時間がかかると言っても後遺障害を争わない場合にはだいたい8ヶ月ぐらいで決着がついていきます。 交通事故の場合、事故の日…

交通事故 示談金が4倍に!

交通事故 示談金が4倍に! 弁護士の交通事故の宣伝が増えている。私はこれはよいことではないかと思う。いままで弁護士の宣伝が無かったので一般の人は中々弁護士を比較できなかった。HPなどで無料相談が増え、多くの弁護士が宣伝すればそれだけ被害者は選…

交通事故 示談金の相場は?

交通事故 示談金の相場は? 交通事故の示談金についてはおおよそ相場があります。 相場というと変な言い方ですが,裁判所の傾向ですね。 後遺障害関係以外の損害で大きい項目は通常は障害慰謝料と呼ばれるものです。これは通院期間,入院期間によっておおよ…

事例を単純化すること

事例を単純化すること 裁判では過去の事実を再現しなければならないため、どうしてもあいまいな部分がある。これを私は「事実の幅」と呼んでいる。裁判は真実に基づいて行わなければならないが、「事実の幅」があるため、立証上有利に展開した方が勝つ。 そ…

今日は証人尋問

今日は証人尋問 あえて自賠責の認定をとらないで、直接訴訟に踏み切った事件の証人尋問が今日あった。 被告側は自賠責を通さなかったことにかなりの不満があるらしく、原告(加害者)になぜ、自賠責の請求をしなかったか、弁護士とはどんなうちあわせをした…

あまりこだわりすぎると負ける

あまりこだわりすぎると負ける 交通事故被害者は人生を台無しにされたりするので、加害者や損保に対する恨みは大きい。裁判ともなれば、いよいよ戦いの場であるということであらゆるところにこだわりたくなる。これはある面正しい。弁護士にとっては日常的で…

交通事故 訴え提起前の準備

交通事故 訴え提起前の準備 交通事故だけではないが、訴え提起前の準備が重要であることは言うまでも無い。 今日、長く打ち合わせてきた依頼者と最終の打ち合わせを行った。症状固定前に依頼を受けたわけではないが、症状固定前から何度も打ち合わせてきた。…

交通事故 判決はお得?

交通事故 判決はお得? 示談が得か、裁判が得かという質問があった場合、私たちは判決が得ですと答えることにしています。もちろん、裁判の結果が微妙な事件は躊躇無く示談を選択します。交通事故事件の場合、だいだい先が見通せるので、示談の方が得という…

交通事故 被害者の証人尋問

交通事故 被害者の証人尋問 交通事故では被害者の証人尋問は必ず行われる。 被害者の証人尋問では加害者の過失行為,被害者の落ち度の有無,被害・損害の3つが通常問題とされる。 このうち,もっとも対策が必要なのが被害者側の落ち度の有無だ。 例えば,歩…

交通事故 裁判ではこんな風にまとめます。

交通事故 裁判ではこんな風にまとめます。 後遺障害を争う場合、被告側は自賠責保険審査会、紛争処理機構などの認定内容をほぼ、そのまま引用します。なんと楽な裁判と思ってしまいますが、あまり医学的な勉強もしないまま認定内容を引用する被告側弁護士は…