あまりこだわりすぎると負ける

あまりこだわりすぎると負ける


 交通事故被害者は人生を台無しにされたりするので、加害者や損保に対する恨みは大きい。裁判ともなれば、いよいよ戦いの場であるということであらゆるところにこだわりたくなる。これはある面正しい。弁護士にとっては日常的で、どうでもいいかなと思っているところを被害者がこだわることで、かえって徹底した追求になるということはよく経験する。

 しかし、一方でかなりのレベルでどうでもよいことになっているポイントもある。損保側の言うことを全て否定しないと気が済まないというような姿勢で裁判を進めようとすると、裁判所からはどうもどうでもいいところにこだわるとか、不必要に被害を拡大しているとか写るらしい。つまり、認めるべきところを認めないで主張を繰り返していると、じつは原告側の主張全体が信用性を失い、傷ついていくという現象が裁判にはある。

 これは私の経験的な直感的意見で根拠はないのだが、論点からずれたところであまりこだわりすぎると負けてしまう。

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