秋の花 カラスウリ

秋の花 カラスウリ
 カラスウリは白い花を咲かせます。やがて、小さなウリを作ります。ウリはだんだんと赤くなり、秋にはかき色の良い形になります。やがて初冬を迎え、葉が散ってもかき色のウリだけはツルにしがみついてぶらぶらしています。このぶらぶらがいかにも気楽で、「もうすぐ冬になっちゃうけど、おまえ、大丈夫?」と言いたくなってしまいます。

 そういえば、秋は「赤」が多いですね。
 もみじ、彼岸花カラスウリ、赤とんぼ。夕焼けも秋ですね。

 秋は夕暮。夕日のさして、山の端(は)いと近うなりたるに、烏の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛び急ぐさへあはれなり。