2020-01-01から1年間の記事一覧

交通事故 意識障害のない脳外傷

交通事故 意識障害のない脳外傷 高次脳機能障害は①意識障害、②画像所見、③他疾患との鑑別、④障害に関わる検査、⑤神経系統に対する医師の意見。 このうち、意識障害はけっこう重視される。しかし、意識障害の発生が本人の記憶に関わる部分もあることや、短期…

交通事故 損保提示額で注意すること

交通事故 損保提示額で注意すること 損保提示額は裁判例に比較して4割ぐらい安いので必ず専門家の意見を聞いておくことが必要です。 特に注意する必要があるのは逸失利益です。後遺障害の損害として、逸失利益と後遺障害慰謝料と2項目あるのですが、それを一…

交通事故 就労可能年数

交通事故 就労可能年数 後遺障害では逸失利益という損害があります。後遺症が残ると、痛いとか、しびれるとか、ひどいと手足の変形したり、さらにひどいと寝たきりになったります。 この場合、後遺症がない分だけ働けないと考えます。14級であれば5%働けない…

交通事故 高次脳機能障害の認定システム

交通事故 高次脳機能障害の認定20システム 「高次脳機能障害認定システム」とは、「高次脳機能障害が問題となる事案」について、 ・診療医に対する受傷後の詳細な意識障害の推移 ・高次脳機能障害の内容・程度の照会 ・被害者側への日常生活状況の確認 等 詳…

交通事故 高次脳機能障害認定要素

交通事故 高次脳機能障害認定要素 国土交通省は「脳外傷による高次脳機能障害」とは、脳外傷があり、意識障害が一定期間継続した場合に発生す る後遺障害であって、認知障害(記憶の障害等)とともに人格障害(性格変化等)が認められ、仕事 や日常生活に支…

交通事故 過失相殺の考え方

交通事故 過失相殺の考え方 当事務所では最近、過失相殺をどのように主張していくかが議論になっている。 「別冊判例タイムズ」というものがあって、交通事故のいろいろな場面を想定して過失相殺を割合を議論している。これはこれで、交通事故分野では権威あ…

交通事故 CRPSメモランダム 4/15

交通事故 CRPSメモランダム 4/15 事故を契機にCRPSが発症する例は意外と多い。事故に比して、痛みが余りにも極端にひどいので整形外科医ですら、真実を疑う傾向にある。中には否定する医師もいる。 交通事故の世界ではCRPSは神経症状の延長のようにとらえら…

交通事故 自賠責に勝つ

交通事故 自賠責に勝つ 裁判で後遺症認定を争う場合、相手は加害者でもなく、損保代理人でもない。基本的には自賠責認定をいかに覆すかが重要になる。 自賠責認定自体、医師が判断したわけでもないのになぜか裁判所の自賠責に対する信任は厚い。少なくとも自…