交通事故 事故後RSDが発症した事例
交通事故 事故後RSDが発症した事例
この事件のややこしいのは、事故後の肩関節の手術をきっかけに急激に症状が悪化したことです。RSDそのものは手術を契機に発症した可能性が高いです。現在、依頼者の肩関節は拘縮し、可動域は半分になっています。
そうなると問題点は次のようになります。今日、依頼者に改めて来て頂き、2時間にわたって問題点を整理しました。うちの事務所の場合、依頼者とよく協議し、問題点を整理することにしています。
① 手術そのものが必要でしたか。必要な手術によって生じたRSDであれば、RSDと事故との因果関係がみとめられることになります。
② RSDによる痛みが、肩関節のリハビリに影響をしていませんか。病院は早期にRSDを見抜き、痛みを緩和させ、リハビリ可能な状態に置く義務があったのではないのですか。
RSDは発症経過が不明確である上、医学的にも解明されて折らず、治療方法も確立しているとはいいがたいです。そのため、交通事故では難事件の一つとなっています。