ドラマ 交通事故にであったら(むちうち編) №2
ドラマ 交通事故にであったら(むちうち編) №2
私の方にも落ち度があるって?
(主人公は妻の運転で優先道路を走行中事故にあいました。)
事故にあってまもなく警察がやってきました。私はすぐに会社に電話をして午前中のスケジュールをキャンセルしておきました。警察方には私の方が優先道路だねと言っていただいたので少しほっとしていました。
いつも見慣れた道路だったのですが、小さな交差点だったので気にもとめていませんでした。でも、よく見ると、加害者の道は細くて、一旦停止の標識もありました。小さな生活道路ですから、両側には植木があり、注意しないと私が通っていた道路を見通すことができません。一旦停止なしで通るなんて、怖くてできないような道路でした。実際、後から来る自動車を見ていたのですが、加害者側の道路からくる自動車は全て一旦停止していました。
いろいろ、警察の方が調べてていたのですが、驚いたことに警察の方は「あなたの側にも落ち度がありますね。」と言っていました。これには私は大変驚いてしまいました。この交差点で私の側に落ち度があるなんて信じられないことだったのです。私はなんだか不安な気持ちになってきました。
【ここに注意】
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交差点の事故では必ず過失相殺が問題になります。警察もそれを前提に調書をつくることがあります。例えば、「私がもっと注意していれば防げたかもしれません。」というような内容です。
あなたの記憶通り、あなたの感じたとおりの調書、実況見分調書を作ってもらうようことが大切です。
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事故後、損保側の調査員(アジャスター)が過失割合を調査することがあります。この場合も、最初から被害者側にも過失があると決めてかかってくることがあります。最初の時点では被害者も気が動転して言うなりに記録を作ってしまうことがあります。
ここでも、あなたの記憶通り、感じたとおりの記録を作ってもらわなければなりません。