交通事故の調査員をアジャスターと呼びます
交通事故の調査員をアジャスターと呼びます
保険事故に関連する調査を行う人たちです。社団法人日本損害保険協会に登録され、見習、初級、3級、2級の資格があります。
交通事故が起こると、アジャスターが調査に入り、事故現場の写真、事故車の写真などを撮影します。また、修理工場まで行って、自動車の損傷箇所を確認した上で見積もりなども行います。物損の場合、アジャスターのレベルで修理工場と話し合い、だいだい修理内容、見積金額などを決めてしまいます。
アジャスターは過失の有無、過失相殺についても調査することがあります。加害者、被害者からの聞き取りを行い、記録として残すこともあります。
私たちが訴訟するとき、被害者側が資料を持っていることが少ないことが多いようです。そこで、私たちは相手方からアジャスターの資料を提供することを求めることがあります。アジャスターは損保のために資料を集めるのですが、これが意外に役立つこともあるのです。
例えば、後遺障害の程度の判断では、事故の衝撃の程度が問題になりますが、事故時の写真を持っている被害者の方が少ないようです。そんなとき、アジャスターが撮影した写真が役立つことがあります。