交通事故 アンビュランスチェイサー
交通事故 アンビュランスチェイサー
アンビュランスというのは救急車のことを言います。救急車をおっかけて病院に行き、交通事故被害者に対して、訴訟しないかと話を持ちかけます。着手金は無料、報酬は4割から5割。これが米国で言われているアンビュランスチェイサー弁護士像です。もちろん、米国弁護士会でも倫理規定は機能しているように思います。いろいろ言っても弁護士は尊敬されています。
アンビュランスチェイサーの問題点は何も救急車をおっかけることにある訳ではありません。こうしたアンビュランスチェイサーに依頼する市民は社会的には弱者であることが多いです。必ずしも十分な判断能力もないまま言われるままに弁護士に依頼していきます。
一種の消費者被害のようなもので、「交通事故のプロ」とか、「抜群の実績」とか、「150万円の提示が700万円になりました」とか、いかにも見かけ倒しの宣伝にも安易に信じてしまう人たちを、安易に信じているだろうなと分かっていながら引き受けていく姿勢が問題です。
実績があれば、きちんと宣伝したり、自分の能力を何らかの方法で示す、法律事務所で相談するなど納得の過程が用意できます。少なくとも用意する努力を行います。アンビュランスチェイサーの問題は「納得の過程」を用意しないことに不感症な、倫理観の低い弁護士という点にあります。
逸失利益は平均賃金、5年で解決する可能性があります。
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