交通事故 高次脳機能障害の被害者

交通事故 高次脳機能障害の被害者

 私の高次脳機能障害となった依頼者の中にはサラリーマンの方もいました。50代で会社内でも重要な役割を果たしていました。あるとき、歩道を走ってきた自動車にはねられ高次脳機能障害となりました。性格は穏和になり、判断力は低下しました。


 ちょっと見た目には分かりませんが、奥さんの話では昔はこんな風ではなかったといいます。同僚からも聞き取りをし、大きく人格が変化したことが分かりました。全体にぼんやりしているため、性格が子どもっぽくなったり、楽天的になったり、くったくなく笑うので穏和になったと思われがちなのです。


 依頼者の会社はとてもよい会社だったため、彼が定年まで働けるよう配慮したのです。当然、損保側はきちんと働いているではないか、どこに後遺障害があるのだと攻撃してきます。家族に言わせれば歩道を車道のように走るというとんでもない犯罪行為によって被害に遭わせておきながら、ちゃんと働けるではないかという反論そのものが許せないという気持ちでした。自分たちの失った者を全く理解しない損保の対応に本当に悔しい思いをしました。


 判決は高次脳機能障害を認めるのですが、その被害の程度についても、会社の配慮がなければ職場にはとどまれないほどであった旨を認定し、依頼者の満足いく内容となりました。訴訟というのは時間はかかるが丁寧に立証をするので事前認定や異議申立とは比較にならないほど納得度は高いです。
 

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