交通事故 高次脳機能障害の被害者
交通事故 高次脳機能障害女子高生被害者
ある依頼者は活発な女の子だった。学校はサボっていたがその精神的なたくましさに父親は彼女なりの人生を歩むだろうと考えていた。
事故に遇い高次脳機能障害となった。性格は一変し,おとなしく,じっとしているタイプに変わった。一桁の足し算もできない。外に出ればどこにも行くこともできず,帰ることもできない。
しかし,驚いたことに成績は上がった。おとなしい性格が幸いして,以前よりは勤勉さは増している。高校も卒業できた。しかし,高次脳機能障害なのだ。
高次脳機能障害は単純ではない。正常なところと不正常なところが入り組みパッチワークのようになっている。人から見て一見正常に見えても,性格が一変した被害者は以前の人物は違ってしまう。そういう被害を裁判所に説得することになる。