交通事故 脳挫傷と老人性痴呆との区別
交通事故 脳挫傷と老人性痴呆との区別
この交通事故事件は、自動車と高齢者が乗った自転車が衝突した交通事故です。被害者は、事故後1年半ぐらいしてから痴呆が生じるようになった事例で,痴呆について事故との因果関係を認めました(大阪地裁H7.12.11交民28.6.1720)。
この事件は交通事故後,被害者に意識喪失などがあったことや,事故後に水頭症などが認められていた事例で,事故後の被害者の脳に対する影響が比較的解明されていることから裁判所は賠償を認めたと考えられます。
以下は判決の重要部分です。