交通事故 赤信号でもあきらめないでください
交通事故 赤信号でもあきらめないでください
赤信号で横断中の事故ですから、○○円です。と自賠責の範囲内の金額を保険会社は提示します。
確かに赤信号の場合、かなりの過失があります。しかし、事案を子細に検討すれば問題があるかもしれません。私が担当した事件では、バスが赤信号で歩道を通行する被害者を待って停止していました。その横を加害者車両が通行するときに事故が起きました。
場面を具体的に想像すれば、普通ならば赤なのにバスがなんで停まっているのだろう、何か変なことがあるかもしれない、と思うはずです。答えは歩行者しかありません。確かに赤で横断したことは間違いですが、現場のさまざまな状況を考えれば歩行者を予見することができます。
大切なことはあきらめずに分析することです。本件では自賠責を1500万円超える判決となりました。