交通事故 こんな事例、脳脊髄液減少症?

交通事故 こんな事例、脳脊髄液減少症

 追突事故で他覚所見のない事例の相談を受けたことがある。

 追突直後から頭痛が続き、特に首から上のあたりが締め付けられるように痛い。肩から指先にかけて若干のしびれがあり、腕の脱力感がある。めまいがひどく、お風呂で頭髪を洗って立ったりするとめまいで倒れそうになる。座っていてもめまいがあるが立つとひどい。朝起きたらしばらくめまいや脱力感で2時間ぐらい動けない事がある。昨年2度の台風の際、体が急に動かなくなりこわかった。

 本人は脳脊髄液減少症のことは知らない。
 にもかかわらずいくつか当てはまる。一応、専門医にあたって調べてみることを勧めた。しかし、実際に脳脊髄液減少症ということであった場合の本人の苦労を考えると気が滅入る。

 担当する整形外科医は原因はよくわからないから、痛みに対するペインクリニックを紹介している。
 脳脊髄液減少症はあるようなないようなよく分からないところがある。医師の中には懐疑的な見解を持つひとも多い。さらに、検査そのものが患者にはかなりの負担となる。

 こうした事例は被害者はいろいろな意味で苦労する。

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