交通事故 刑事記録
交通事故 刑事記録
交通事故で私たちは刑事記録をとりよせます。刑事記録の特徴はすべてが警察に都合のよいように作られている点です。加害者がうそをいったりします。この時に、警察のストーリーがあってそれに反するウソは徹底的に追求しますし、警察のストーリーにあうウソはそのままにしておきます。
私たちが刑事記録を検討するときに、そのなかに真実が必ずあると考えて検討します。相手の矛盾なども見るのですが、それは真実を見極めるために行う作業で、相手に矛盾があってそれを非難するためではありません。被害者は悔しいから相手のウソに目が行きますが、大切なのは真実を見極める行動です。
もっとも、事故現場の再現についてはある種のフィクションは必ずつきまといます。時速40キロの制限速度で走っていました、なんて話は誰が信じるでしょう。しかし、それも通用してしまうことがあります。被害者、加害
者、どちらが緻密に、合理的に説明しているかで勝負は決まります。