交通事故 専門家のミス

交通事故 専門家のミス

 専門家は常に完全さが求められています。だから専門家なのです。
 専門家にとってはたくさんの事例の一つでも,依頼者からすればたった一度の機会です。

 しかし,実際にはミスは起こります。例えば医療過誤の場合がそうです。医師は非常に高度な対応が求められています。それでも,何かの拍子にミスが起こります。時にはそれが重大な結果を生じることもあります。こんな時はどうしたらいいのでしょうか。

 当然,患者や家族は激しく医師を責め立てるでしょう。
 医師にとってはミスが問題になれば社会的な地位を失うかもしれません。開業医であれば,病院としての評判も落ちてしまうことでしょう。ミスのないように生きたいという自尊心もあるかもしれません。

 こうした状況下では保身は起こります。ミスを患者のせいにしたり,時にはやむえない事故であったと説明します。さらには,カルテを偽造することもあります。
 
 結局のところ,こうした極限状況では人としての生き方が試されることになってしまいます。ある種の潔さ,誰のための医療かという信念が試されることになります。

 話は単純です。患者,家族に対し,問題点を正確に話し,問題があれば謝罪し,やれること,やれないことを明確にすることが大切なのです。ただそれだけです。

 やれない,患者を救えないという事実が厳としてある以上,楽観的な話は無用となりmす。患者の激しい要求に対して無理をすることも許されません。もちろん,責任はとらねばなりません。それはしかたがないことです。大切なことはミスしたことでさらに逃げないことではないでしょうか。

 これは弁護士も同じ事です。
 弁護士もミスはある。あってはならないこともある。法律家として正義に生きる以上,ミスがあった場合には正確に事態を説明し,やれることとやれないことを明らかにすることが必要となります。その上で責任はとることになります。私の経験では中途半端に対応すると事態を悪化させることになります。

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