交通事故 依頼者の期待に応えたい

交通事故 依頼者の期待に応えたい

 弁護士は依頼者の期待に応えたいと思って活動しています。しかし、時にこれがあだとなることがあります。被害者はつらいので被害額を最大限にしてほしいと考えます。これはもちろん正しいです。

 しかし,一方で判例上の限界もあります。この判例上の限界をさらに突破しようとするとどうしても無理が生じます。依頼者から見るとなんだ突破できないじゃないかと考えてしまうかもしれません。

 このような問題は結局のところ依頼者と弁護士の信頼関係によって解決されることになります。つまり,判例上の限界が存在するとの弁護士の考えをきちんと説明し,それでもなお可能性がある場合はチャレンジするということを理解していただく必要があります。

 そのためには時には被害者も努力していただく必要があります。事件に集中していただき,必要に応じて打ち合わせに来ていただく必要もあります。一見雑談のように見えても,被害者と話し合っているとアイディアが湧いてきます。

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