交通事故 運転者が分からない事例

交通事故 運転者が分からない事例

 大きな事故の場合運転者が分からない場合がある。たとえば複数人乗車していて海に自動車が転落した場合であるとか,バイクで二人乗りして大きな事故で二人とも死亡してしまったような場合は誰が運転していたか特定することは難しい。
 
 交通事故においては加害者は当然運転者だ。運転者が誰であるかによって保険が使えなかったり使えたりすることもある。たとえば,同乗者は保険を請求できるが,当然のことながら運転者はできない。

 裁判例は運転者が誰であるは請求する者が立証しなければならない。上記のような場合,遺族が賠償請求することになるが誰が運転していたか分からないと裁判は負けてしまう(最判H4.4.10交通事故判例百選28頁)。この場合,目撃証言は大きな証拠だ。この外,事故時の状況,被害者らの人体の損傷部位,程度,車両の所有名義,乗員相互の人間関係,運転免許の有無,乗車に到った経緯などたくさんの事情を総合して立証していくことになる。

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