交通事故 難しい疾患に対する対応

交通事故 難しい疾患に対する対応

 交通事故分野で最も難しいのは症状の割に所見がないという事例だ。手足、腰のしびれ、麻痺、痛みが激しいのに整形外科的な所見がないような場合だ。レントゲン写真やMRIでは圧迫所見や炎症を示す所見が無い、筋電図や神経伝導速度も特異な所見がないというような事例は非常に難しい。

 高次脳機能障害、頚髄損傷、胸郭出口症候群、アロデニア、こうしたタイプの疾患にはいろいろある。

① こうした事件を扱う時の依頼者への説明はきちんとしなければならない。ともかく難しい部分があることを率直に話し、いっしょになって解決していきましょうという考えを示す。
② 治療経過を順序立てて聞き、どんなことがあったか尋ねる。特に依頼者が最も重視している症状がどのように推移してきたかを尋ねる。私の経験では特に痛みの推移が重要だ。
③ 医療記録のとりよせと翻訳を行う。
④ 医師からの聞き取りを行う。
⑤ 訴訟準備のために費用がかかることをきちんと説明する。医師への謝礼、文献の検索、カルテのコピー、翻訳など5万円から10万円ぐらい準備だけでかかる。

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