2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

交通事故 強い腰痛と足のしびれ

交通事故 強い腰痛と足のしびれ 強い腰痛と足のしびれがあるにもかかわらず、14級程度の被害にされてしまう例は多い。腰部の椎間板の膨隆はあるが、神経を圧迫するほどのものではない。整形外科医の目からみると、画像上説明つかないものは全て精神的なもの…

交通事故 時間と移動

交通事故 時間と移動 過失、過失相殺が問題となる事例では必ず事故の再現が必要となる。 その場合、重要なのは「時間」と「移動」だ。被害車両、加害車両がいつの時点でどこにいたか。その時の速度は何か。とりわけ加害車両の動きは重視される。 例えば、急…

交通事故 病状にたいする無理解

交通事故 病状にたいする無理解 現在、交通事故によって高次脳機能障害と脳脊髄液減少症となった事例を扱っている。頭部骨折、硬膜外血腫のある事例だが、最初の病院は患者の易疲労や脱力の原因がわからず、単なる精神的な病だと思ったようだ。 患者は強い易…

交通事故 脳脊髄液減少症の歴史

交通事故 脳脊髄液減少症の歴史 ■ 1938年 Schaltenbrandが腰椎穿刺を受けてないにもかかわらず、腰椎穿刺と同様の症状を示す疾患を報告した。 ■ 1988年 国際頭痛学会が国際頭痛分類第1版で、「7.被血管性頭蓋内疾患に伴う頭痛」の中に、「7.2髄液圧低下」中…

交通事故 脳脊髄液漏出症画像判定について

交通事故 脳脊髄液漏出症画像判定について ■ RI脳槽シンチグラフィー 腰椎穿刺により髄液腔に放射性同位元素を注入し、ガンマカメラで撮影することにより、脳脊髄液の漏出部位を検出する方法である。直接的に漏出部位を特定できる。 RIが頭蓋骨内のクモ膜に…