交通事故 高次脳機能障害と意識喪失

交通事故 高次脳機能障害と意識喪失


 
 高次脳機能障害を判断する為には事故当初にどの程度意識障害があったかが重要な要素となる。一般的には脳に対する強い衝撃によって生じる脳損傷、びまんせい軸索損傷と言われるような脳損傷については事故直後から意識障害が生じやすいと言われている。また、頭部の外傷によって頭蓋骨内に出血を起こすような場合には(これを二時性脳損傷と呼ぶ場合もある)、一定時間経過してから意識障害が生じることになる。


 意識障害が長時間に及ぶ場合には被害も重篤になり、判断を見落とすことは少ないと思う。しかし、意識障害が短時間である場合には、当事者が気づかなかったりする。事故後、最初に受診するのが整形外科医であることが多いため、そもそも意識障害に対する関心も薄い場合もある。


 意識障害の有無は聞き取りによって判断しなければならないことも多いため、子供や老人の場合にはどうしても見落とされやすい。


 実際の裁判の場ではこうしたいろいろな問題を乗り越えながら進めていくことになる。

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