間違っているぞ,交通事故で裁判しない主義の弁護士

間違っているぞ,交通事故で裁判しない主義の弁護士

 最近の交通事故被害者の方々は一旦依頼してまた別の弁護士に相談するという事例も少なくありません。おそらくインターネットが発達したせいでしょう。多くの法律事務所が交通事故事件の宣伝をしていて,法律事務所の敷居が低くなっているためだと思います。

 そんな中,ある交通事故を大量に処理している思われる法律事務所での相談で,裁判で結着をつけて欲しいという相談を断られたという相談がありました。既に認定も降りていて,過失相殺がある程度問題になる交通事故事例でした。確かに示談で終わらせてもよいように思いましたが,裁判で終わることについても何の問題もないように思います。

 というのは,交通事故事件の場合,裁判のほうが有利であることが多いのです。
 この交通事故事例の場合,①依頼者が裁判を望んでいるということですから必ずしも早期解決を求めている訳ではありません。②裁判になれば,賠償額についても争うことができ,よい結果がでるかもしれません。③判決では弁護士費用は遅延損害金(利息のようなもの年5%)もつき加算されます。④多くの事例で裁判所から和解が勧告され実際どうなんだという感触も得られます。

 こういう交通事故事例で和解を強力に進めるのは間違っていますし,まして「裁判しない主義」などというのは弁護士としてかなり問題ある態度と思います。

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