交通事故 弁護士の専門性
交通事故 弁護士の専門性
うちの事務所は交通事故事件が多い。
特に、後遺症認定を争う事件を得意分野としている。これは医療と法律が交錯する分野で興味深い。今の自賠責保険は画像中心主義ともいうべき傾向にある。つまり、画像上現れないと後遺障害として認めないのだ。どんなにひどい障害であっても、画像上何か認めないと認定しない。
例えば、私が扱った事例であるが、全身麻痺の事例でも非該当だった。この事件は車いすでしか移動できない事例であるが、裁判では3級となり、被害者は2億円ほどの賠償金を獲得した。何より、ここでの事例では、否定され続けてきた後遺障害を、認めさせた点で被害者はとても喜んでいた。被害を被害と認めさせるために被害者は本当によく戦った。