交通事故 高次脳機能障害と易疲労性

交通事故 高次脳機能障害と易疲労

 交通事故で頭に強い衝撃があると、それにより脳が害されてしまう。脳細胞が何らかの形で破壊されれば精神活動に影響がある。人間の場合、脳が高度に発達しており、脳の損傷は深刻な打撃になる。しかし、脳の働きは多岐にわたり、抽象的なので立証も難しくなってしまう。

 そうした難しい症状に「易疲労性」という症状がある。
 簡単な作業でもすぐ疲れてしまう。日常的な行動するに大きなエネルギーが必要となる。睡眠障害も加わることがある。こうした症状はうつ病などにも見られるが、うつ病とは全く異なる。抑うつ的な気分や自殺念慮などうつ病特有の症状は必ずしもない。

 しかし、こうした易疲労性というのは本人や家族の証言以外に中々立証する方法がないのが実情だ。それだけに難しい問題を抱えている。私たちとしては事故というエピソード、他の高次脳機能書外の症状、医師の判断に加えて、日常生活での具体的なエピソードを明らかにすることになる。

 こうした作業は弁護士の能力もけっこう要求されるが、基本的には依頼者との一体感というか、依頼者の生活や気持ちが弁護士の心の中にどれだけ具体的に再現できるかという人間的な能力に依拠するような気がする。
 

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