交通事故 和解弁護士になるなかれ

交通事故 和解弁護士になるなかれ

 弁護士というのは徒弟制度のようなところがあって,先輩弁護士に教えられて色々な価値観を身につけていきます。

 わたくしが若い頃言われたのは「和解弁護士になるな。」というものでした。この弁護士が言いたいのは判決を求める姿勢がなければ裁判官とは戦えないという気構えだったのだと思います。和解の場では裁判官は成立を意識するため,当方の弱い点を指摘して,判決になれば不利になるかもしれないと脅かしてきます。それに屈するなと言うことです。


 もちろん,和解をしないということではありません。しかし,判決できるものならやってみろと裁判官に対応できる姿勢も大切です。最近は何でも裁判官の言うことを聞いてしまう弁護士も少なくありません。


 もう一つ,「敗訴を裁判官のせいにするな。」ということも教えられました。変な裁判官もいたり,一丁上がり式の裁判官もいたり裁判官もいろいろです。そんな裁判官に当たった場合は本当の不幸です。しかし,どんな裁判官であっても勝ぐらいの気構えが無ければ難しい事件は戦えないというのです。

 そのためには事実を明確に整理して,理論をきちっと主張すれば必ず勝てるという気構えが必要です。実際には変な裁判官のせいで負けることもないわけではありませんけどね。

 こういうところは実に徒弟的で,外部の人から見ると,法という世界に,こんな前近代っぽい話があるなんてと驚くかもしれません。

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