過失・過失相殺

医師との協力をどうするか

医師との協力をどうするか 現在、CRPSという非常に難しい病名の被害と交通事故との因果関係が問題になっている。 被告はそもそもこの難しい病名の被害そのものを否定している。 医師は比較的協力的であるため、主治医とスクラムを組んで裁判を進めることにな…

交通事故 10mの距離感

交通事故 10mの距離感 私は過失相殺が問題となる事例で、図面や実況見分調書と格闘している。 その中で、10mの距離が問題となっている。一旦停止の停止線から10mの位置で事故は発生した。この10m、時間にすれば1秒もないかもしれない時間の間に何が起こった…

交通事故 交通の教本

交通事故 交通の教本 交通安全協会が配布している教本は意外に役立つ。 たとえば、制動距離などのデータは役立つし、一般的な交通マナーなどは過失を検討する上で役立つ。 高速道路ではどのように走らなければならないとか、夜間では前照灯を付けた上でどこ…

交通事故 タコグラフ

交通事故 タコグラフ 過失、過失相殺を考える上では事故を再現することが重要となる。実況見分調書や保険会社の事故当初の記録、アジャスターによる事故車の写真など現場を押さえる材料はだいたい決まっている。 大切な現場での情報の一つに最近では計装機器…

交通事故 実況見分調書

交通事故 実況見分調書 実況見分調書は事故後警察官が調査して作成するものだ。事故直後であることや、当事者双方が立ち会うこと、日本の警察という非常に専門性の高い職員が作成することから、けっこう信用されている。 しかし、実際に事故を再現することに…

交通事故 時間と移動

交通事故 時間と移動 過失、過失相殺が問題となる事例では必ず事故の再現が必要となる。 その場合、重要なのは「時間」と「移動」だ。被害車両、加害車両がいつの時点でどこにいたか。その時の速度は何か。とりわけ加害車両の動きは重視される。 例えば、急…