交通事故 誰が専門家であるでしょうか

交通事故 誰が専門家であるでしょうか

 私の事務所で交通事故の専門家というのは何だろうかというテーマで会議を持つことがあります。

① 科学的な論争について
 難しい事件に勝利するということがあるでしょう。交通事故事件は科学と交錯します。医学的な論争に勝利することが必要でしょう。当事務所は医療過誤訴訟を多く手がけています。交通事故事件は実際には医療過誤訴訟に比較すればそれほど難しい訳ではありません。交通事故の発生や過失について工学的な知識が求められることがあります。これは工学的な知識も重要ですが、事実を丁寧に洗っていくことが必要です。知識そのものも重要ですが、あきらめない追及力、忍耐力が求められます。当事務所は環境事件を多く手かげており、ダム開発、道路建設、廃棄物による工学的な問題など手がけています。科学的テーマは当事務所の得意分野です。

② 勝訴、増額といった成果
 交通事故を専門とするという弁護士のサイトを見ますと、保険会社の提示金額からどれくらいアップしたかを掲載するサイトがけっこうあります。しかし、保険会社提示金額は少額なのが普通で、弁護士が交渉すればほとんどが増額します。裁判になれば増額するのが通常です。別に専門性がなくてもある程度の増額が見込めます。それに、解決の本当の姿は必ずしも金額の増額にありません。私たちは増額の程度を示すのは止めようということになりました。しかし、依頼者からしてみればどれくらい増額するかが重要な関心事かもしれません。少なくとも、ウェブにアップするのはやめようということになりました。

 こうした重大事件を解決できる弁護士は優秀ですか。
 死亡、遷延性意識障害はそれほど難しい事件ではありません。高次脳機能障害については、画像所見などが乏しい事件で勝訴することはすぐれた弁護士としてもよいかと思います。重大事件の多くは被害について立証の材料はそろっています。むしろ、日常生活がある程度おくれる被害が難しいです。神経症状などの後遺障害を争う事件は難しいです。こうした事件を取り組み、普通にはない結論を勝ち取るのはすぐれた弁護士と言えます。

④ 人の気持ちが分かります。
 私の事務所は環境問題を扱い、人権を重視します。人が苦しんでいる姿に弁護士として何かしたいというそうした気持ちが大切です。依頼者が、この人は私のために一生懸命やってくれているという気持ちになることが大切です。そのような信頼関係を築ける弁護士は優秀です。当事務所のリーガルサービス品質基準はそこにあります。
 訴訟の場合は、「事件を引きずる」という精神的負担が問題でしょう。早期解決を図るということであれば、訴訟を避けることになります。

http://www.green-justice.com/jiko/jiko3.html
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